スーパーゼネコンである清水建設のインターンシップに参加したい学生は、文理を問わず多いのではないでしょうか。
清水建設は毎年就活生から人気のある大手総合建設会社で、2022年卒が選ぶ人気企業の第3位にランクインしています。
今回は清水建設株式会社のインターンシップ内容から選考対策、倍率や優遇など詳しく解説します。過去の参加者の体験談もぜひ参考にしてみてくださいね。
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清水建設はグローバルな大手総合建設会社
清水建設株式会社は東京に本社を置く大手総合建設会社(ゼネコン)です。日本のスーパーゼネコン5社(大林組・鹿島建設・大成建設・竹中工務店・清水建設)の1つであり、その名は日本だけでなく世界的に知られています。日本だけでなくアジア、中東、アフリカ、ヨーロッパや北米に拠点があり、多くの海外駐在員が働いています。
これまでに建築した建造物は官公庁関連の建物やインフラ、大手メーカー工事や大学など様々です。また歴史的建造物や神社、神宮などの建設にも携わっています。
清水建設インターンシップ概要
今回の清水建設インターンシップでは情報システム系と土木系の2コースが行われます。共にオンライン形式で自宅から参加するプログラムです。
それぞれの内容や募集要項などを詳しく解説します。
【情報システム】オンライン1dayセミナー「清水建設の情報部門の仕事を知ろう!」
現在建設業界でICT(情報通信技術)がどのように使われているのかを理解するオンライン形式の1日完結セミナーです。ICT技術を活用し業務をデジタル化する企画立案や推進を行う清水建設のデジタル戦略推進室(情報システム部門)の仕事を体感できます。
デジタル戦略推進室とは?
- ICT(情報通信技術)を使って建設業界を取り巻く環境の変化に対応し、事業成長と新事業の企画立案を行う
- 最先端でグローバルに活用できるデジタルプラットフォームを整備し、様々なライフスタイルやワークスタイルに対応する
主に上記のような仕事を行い、建設業界を情報システム面から支える部門です。
プログラム内容
このプログラムではシステム開発の流れや仕事についての理解を深めるため、情報整理、システム化の企画立案やプレゼンテーションを体験できます。また現場社員からの丁寧なフィードバックを予定しており今後のスキルアップ形成に役立ちます。
【午前:建設業界・清水建設の理解を深める】
建設業界の現状と清水建設について理解を深めるためにデジタル戦略推進室の業務内容について学びます。また清水建設が掲げる「SDGs.の目標」に対し、ICTを使ってどのような貢献ができるかをグループディスカッションで議論します。
SDGsとは?
SDGsは持続可能な開発目標を意味します。具体的には「17の世界的目標・169の達成基準・232の指標」からなる持続可能な開発のための国際的な開発目標のことです。
【午後:企画業務体験】
システム開発の流れを理解した後にシステム導入の第一歩である企画業務をオンライン会議で体験します。模擬課題をテーマとし課題整理から解決策の検討をし最後にプレゼンテーションを行います。また現場で働く社員と接して仕事に対する考え方や清水建設の社風を感じ取ってみましょう。
【将来に生かせる仕事】
ITコンサルタント・システム保守運用・システムコンサルタント・システムエンジニア
募集要項や選考フロー
【開催日程】
2021年9月8日~10日(8:30~17:10迄)
※いずれか1日に参加
【参加条件】
- 大学または大学院に在籍(学部不問)
- 1日のプログラムの全時間帯に参加可能
- 自宅から参加可能
- Microsoft Teamsアプリケーションが動作する機器があること
- 通信の安定したインターネット回線があること
【選考フロー】
エントリーシート提出:2021年7月20日迄
↓
参加決定
※現在セミナーの応募は締め切られています。冬季インターンシップ開催の可能性もありますので新卒採用ページへの登録を済ませることをおすすめします。
【土木系】オンライン3daysインターンシップ「チームで走り続ける」
オンライン建設現場見学や実際に働く社員と交流し建設業界や清水建設について学ぶ3日間のオンライン形式インターンシップです。施工管理や内勤技術の仕事についても理解を深めることができます。
「子どもたちに誇れる仕事を」をモットーに多くの建造物を手掛けてきた清水建設の熱意に触れてみましょう。
プログラム内容
業界や企業説明などを聞いた後「どのような技術者が社会に求められるのか」というテーマについてのグループディスカッションを行い発表します。終了後は現場社員からのフィードバックがあります。
- 建設業界・清水建設の説明
- 施工管理・内勤技術の説明
- オンライン現場見学会
- 社員との交流会
- グループワーク
オンライン形式で開催されるため海外現場をオンライン見学したり海外で働く社員とも交流できるプログラムです。
【将来に生かせる仕事】
機械電子機器設計・建築土木設計/測量/積算・施工管理
募集要項や選考フロー
【開催日程】
2021年9月15日/16日/17日
【参加条件】
- 大学または大学院、高等専門学校に在籍(学部不問)
- 土木事業への関心が高い
- プログラムの全日程に参加可能
- 自宅から参加可能
- Microsoft Teamsアプリケーションが動作する機器があること
- 通信の安定したインターネット回線があること
【選考フロー】
エントリーシート提出・Webテスト受験:2021年8月5日迄
↓
参加決定
※現在セミナーの応募は締め切られています。冬季インターンシップ開催の可能性もありますので、新卒採用ページへの登録を済ませることをおすすめします。
インターンシップ選考対策
今回のインターンシップ選考ではエントリーシートとWebテストが行われます。それぞれの対策についてまとめました。
エントリーシート
清水建設のエントリーシートでは主にガクチカや志望動機が問われるとともに、業界研究や企業研究を深く行わなければならない設問も用意されています。指定文字数は約400字とボリュームは多めです。
- 学生時代に頑張ったこと
- インターンシップに対する志望動機
- 建設業で働くことを通して得られるものと期待するものについて
- SDGs達成のために建設業・清水建設が取り組む施策について
ガクチカや志望動機の内容は清水建設の求める人物像に関連性を持たせて書くことがポイントです。また施工管理や土木系のインターンシップに参加した学生は体力をアピールできるようなガクチカを書いたという体験談もあります。
志望動機はインターンシップで何を学びたいか、その経験を今後どう生かしていきたいかまでを明確に書くようにしましょう。
清水建設の求める人物像
- 社内外の人と信頼関係を構築でき、課題やニーズを引き出して解決へ向けた提案から実行まで行うことができる
- リーダーシップを発揮し周囲の人と目標を共有し達成することができる
- 価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる
上記は清水建設が求める人物像ですので、該当するようなエピソードがあると高評価につながりやすいでしょう。また下記の記事も参考にしてみてくださいね。
https://saiyo-bank.com/14714/
https://saiyo-bank.com/14399/
Webテスト
清水建設インターンシップの選考ではTG-WEBと呼ばれるWebテストが採用されています。
SPIや玉手箱に続くWebテストですが難易度がやや高いことが特徴です。
TG-WEB専用の対策問題集を使って事前に勉強をしておきましょう。
選考倍率と早期選考(優遇)について
清水建設インターンシップ選考の倍率は公表されていませんが高倍率が予想されます。本選考の倍率が平均して約25倍とされておりインターンシップ選考ではそれを上回る約50倍以上の倍率と考えて良いでしょう。
またインターンシップ参加が内定に直結することはないようですが、本選考において優遇される可能性はあります。インターンシップの種類によって参加後に招待される特別イベントがあったり、参加者に個別で面談の連絡があったりと早期選考ルートに乗った体験談は多くあります。
インターンシップ参加者の体験談
これまでのインターンシップ参加者の声をご紹介します。オンライン形式でありながら様々な工夫を凝らし、充実したプログラム内容であることが伺えます。
体験談①技術系
会社・社員の雰囲気や対応はいかがでしたか?
とても良かった。人事の方だけでなく、技術部の方もたくさん来ており、後ろに座って一緒にセミナーを聞いていた。オンライン技術を利用した、WEBカメラを通した現場見学もあり、現場の社員のお話も聞くことができた。
この企業のインターンを通して学んだことを教えてください
企業の具体的な業務内容。人事の方だけでなく実際に働いている方から聞くことができたため、とても具体的でわかりやすかった。企業の今取り組んでいるプロジェクト。実際にどんな技術を開発しているかを、実際に機械を持ってきて説明していた。
体験談②施工管理
会社・社員の雰囲気や対応はいかがでしたか?
対応は素晴らしかった。コロナウイルスで現場でインターンを行うことができないという環境の中、参加者全員に対しVR機器を送付する対応が非常に良かったと思う。インターン中もVRのおかげでより具体的に現場を知ることができた。
この企業のインターンを通して学んだことを教えてください
施工管理職の具体的な仕事内容や1日のスケジュールなどを様々な社員の方々から聞けて非常に良かった。施工管理職のイメージは体育会系で体力に自信のある方々が多いイメージであったが、そうではなく女性も働きやすい環境に変化しているなどの取り組みを学べたことがよかった。
【まとめ】清水建設のインターンシップでリアルな職場体験をしよう!
清水建設のインターンシップについてご理解頂けましたでしょうか。
プログラムはオンライン形式という特徴を生かし、VRを使った海外の建設現場見学や海外で働く社員との交流などができる充実した内容です。選考は高倍率ですが参加者には早期選考ルートが開ける可能性もあります。
エントリーシートやWebテストの事前対策を万全に行えばインターンシップ参加も夢ではありません。