「損保ジャパンに入社したい」「損保ジャパンのインターンシップに参加してみたい」
そう考える就活生は大変多いのではないでしょうか。損保ジャパンは昨年「就職希望企業ランキング」で1位となった、学生から人気のある就職先です。
今回は損保ジャパンのインターンシップ概要や選考対策、倍率や早期選考の有無など詳しくご紹介します。
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損保ジャパンは日本を代表するメガ損保
損保ジャパン株式会社はSOMPOホールディングスの中枢を担う日本の損害保険会社です。2020年4月に損保ジャパン日本興亜から現在の社名に名前を変更しています。
メガ損保として日本全国だけでなく、先進国から新興国まで海外にも多くの拠点を持っています。
個人向けの自動車保険、火災保険、地震保険や海外旅行保険などを取り扱う他、運転診断結果に応じ保険料が変わる「テレマティクス保険」など最新の商品を売りにしていることでも有名です。
また過去には大規模災害の行方不明者捜査や損害状況確認などにドローンを活用して協力する社会貢献も行いました。
損保ジャパンインターンシップ概要
損保ジャパンの夏季インターンシップはオンライン形式で2コース開催されます。
それぞれの内容や募集要項などを以下で解説します。
①保険金サービス部門業務体感コース
SOMPO Web Collegeの「保険金サービス部門業務体感コース」はオンライン形式で参加できる0.5日(半日)完結のワークショップです。主に損害保険業界の基礎を学びます。
損害保険業界や損保ジャパンという企業の魅力について1から学べるプログラム内容のため、入社志望度の高い学生だけでなく今後のキャリアプランを考えたい学生にもおすすめです。
アクチュアリーコースとの併願も可能です。
プログラム内容
損害保険業界への理解を深め、損害保険ビジネスの基礎を体感します。今回のプログラムでは損保ジャパンの代表的な部門の1つである「保険金サービス部門」の業務を体験し、損害保険業界でどのようにキャリア形成を行うかを考えます。
保険金サービス部門は個人向けの自動車保険を扱う部門です。実際に損保ジャパンで働く人々がどのようにお客様に寄り添い、事故解決に向けてサポートを行うのかを学んでみましょう。
ポイント
- 損害保険業界の仕事とは?
個人向けの自動車保険から火災保険、企業の海外進出のサポートやM&Aまで様々なスケールで社会貢献をしています。社内には保険金サービス部門を始め、営業部門や本社管理部門など多くの部署があります。
①損害保険業界の基礎
損害保険業界の基礎や社会的意義について学びます。特に損害保険の社会的役割である
- 「RECOVERY」(事故や災害から再起を支援する)
- 「DEVELOPMENT」(リスクを未然に防ぎ、挑戦を後押しする)
の理解を深める内容です。また損保ジャパンがこれらの役割を果たすためにどのような取り組みをしているのかについても知ることができます。
②保険金サービス部門業務を体感
保険金サービス部門は個人向けの保険を取り扱い、事故の受付から保険金の支払いを行う部門です。
このプログラムでは「保険金サービス部門の社員」として適切な事故情報収拾を行い、事故の責任割合を決定し保険金を支払うミッションを経験します。事故を解決しながらお客様をサポートする業務を通して、損害保険業界で働く意義を学びます。
③現場社員との交流プログラム
保険金サービス部門で働く社員と交流する時間が設けられています。損害保険業界やキャリアプランに関する疑問を質問するチャンスです。損保ジャパンで働く人々の考えや社風の理解を深めます。
募集要項や選考フロー
【応募資格】
短期大学生・4年制大学生および大学院生(学部不問)
【開催日程】
- 第1期:2021年8月11日/12日/13日/17日/18日/19日/23日/24日/25日
第2期:2021年9月7日/8日/9日/14日/15日/16日
※各日程で半日開催予定
【選考フロー】
- エントリーシート・WEB適性検査のみ
- ※今回の募集は現在締め切られています。「リスクコンサルティング部門業務体感コース」が秋以降開催される予定がありますので、新卒採用ページへの登録を済ませておくことをおすすめします。
②アクチュアリーコース
確率や統計などの数理の専門知識を使い、損害保険会社の運営を支えるアクチュアリーについて学ぶプログラムです。こちらのコースは3日間のオンライン開催になります。損害保険業界におけるビジネスのリスクを分析するアクチュアリーの魅力ややりがいを体感できます。他コースとの併願も可能です。
プログラム内容
アクチュアリーが損害保険業界や損保ジャパンで担う役割を「損保ジャパンでの活動」や「業務体験」などのコンテンツを通して体験します。
ポイント
- アクチュアリーとは?
アクチュアリーとは確率や統計などの数学知識を用いて不確定な事象を扱う数理のプロフェッショナルです。確率論や統計学などを活用して保険に関する問題を解決し、財政の健全性の確保と制度の公正な運営に務める専門家とも言えます。
国際的な専門職として世界的にも知られ、各国の企業からも高く評価されています。
①アクチュアリーとは何かを知る
アクチュアリーとして働くイメージを掴むために、
- アクチュアリーとは何か
- アクチュアリーになるには
- 損保ジャパンにおけるアクチュアリーとは
- 損保アクチュアリーのやりがいや働く意味
を学びます。わからないことや疑問に思ったことも質問できます。
②アクチュアリー業務体験
損保ジャパンのアクチュアリー社員として実際の業務内容に即した仕事を3日間体感し業務内容ややりがいを学びます。主にグループワークで議論や作業を進めていきます。
テーマは当日伝えられますが、例えば「次年度の台風のリスク量を算出」するといった事象も挙げられます。一見損害保険業界の仕事とは関係ないように思えますが、リスク量の算出は保険会社の最重要課題なのです。
③現場社員からのフィードバック
損保アクチュアリーの社員からアドバイスを得られる時間が設けられています。疑問や不安なことを解消するだけではなく、損保ジャパンで働く人々の人柄や社風を感じとることができます。
募集要項や選考フロー
【応募資格】
短期大学生・4年制大学生および大学院生
大学教養数学(微分積分/線形)の知識
【開催日程】
2021年8月18日(水)~8月20日(金)
【選考フロー】
- エントリーシート
- WEB適性検査
- WEB数理適性検査試験
-
- ※今回の募集は現在締め切られています。冬季インターンシップが開催される可能性もありますので、新卒採用ページへの登録をおすすめします。
損保ジャパンインターンシップ選考対策
損保ジャパンのインターンシップ選考は書類選考が行われ、アクチュアリーコースに関しては数理適性検査も加わります。
それぞれの選考のポイントを解説します。
エントリーシート
エントリーシートでは主に「自己PR」「ガクチカ」「志望動機」が出題されています。
- これまでの人生において、自身の強みを活かして取り組んだエピソード
- 学生時代最も力を入れたこと
- インターンシップに対する志望動機
自己PRやガクチカではアピールしたい内容と、損保ジャパンの求める人物像に共通点を見出した文章にすることがポイントです。志望動機ではインターンシップでやりたいことだけを書くのではなく、その経験を今後どう生かしていきたいかというところまで書くようにしましょう。
損保ジャパンが求める人物像
- 困難なことも諦めずチャレンジできる
- 個性豊かで、自分で考え、発信し、行動できる
- 協調性があり、周囲の意見に素直に耳を傾けられる
- 相手の立場に立って考え、行動できる方
- 人の話を聞くのが得意で、相手の意図を正しく理解できる
- 伝えたいことを、相手に応じて分かりやすく伝えられる
こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
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WEB適性検査
損保ジャパンのWEB適性検査はSPI形式で言語と非言語が出題される傾向にあります。所要時間は約30〜45分程度で正解率は7割以上必要と言われています。
SPIの教本などで事前に勉強してから臨みましょう。
WEB数理適性検査試験
アクチュアリーコースでは数理適性試験が行われます。所要時間は約60分で、大学受験数学を基本とした線形代数や微積分、確率統計の知識が問われます。
また金融工学と称してファイナンス論が出題されたことも過去にあります。出題される項目が限定されているので、大学受験数学問題集などで復習をしてから受験しましょう。
倍率や早期選考について
損保ジャパンのインターンシップ倍率は公表されていませんが、本選考の倍率である約30倍を上回る倍率が予想されます。
またインターンシップへの参加で早期選考ルートに乗ることもあるため、志望度の高い学生は参加するのが良いでしょう。
夏季インターンシップはグループワーク型であり社員との交流の機会は多くありませんが、これまで冬季インターンシップは就業体験型で社員との交流が多く本選考で有利に働くという体験談もあります。
インターンシップ参加者の体験談
損保ジャパンインターンシップ参加者の体験談をご紹介します。どちらの体験談からも損害保険業界全体や損保ジャパンについて深く学べるプログラムであることが伺えます。
体験談①保険金サービス部門業務体感コース
会社・社員の雰囲気や対応はいかがでしたか?
進行を務めていた女性の社員の方は以前お客様との電話対応窓口にいたということもあり学生からの質問に対しても簡潔にわかりやすく回答するだけではなく補足情報のようなものもお話されていて企業研究の参考になった。
この企業のインターンを通して学んだことを教えてください
数多くある情報から主観的な情報を外し、正しい情報を精査するための考え方やチームで結論を出すうえでどのようなコミュニケーションを取る必要があるか、チームメイトへの情報の伝え方などのコツを感じ取ることができた。
体験談②総合職コース
会社・社員の雰囲気や対応はいかがでしたか?
全体的に座学が多かったためあまり交流自体は多くなかったように感じた。一方前で話している人事の女性の方?の説明が上手く、そこは少しあこがれるようなポイントだと感じた。全体的には業界理解程度の情報量だったかなと感じた。
この企業のインターンを通して学んだことを教えてください
損害保険の業務が実際どのようなことがあるのかについて学ぶことができた。特にその一角を占めている自動車の保険についての理解は深まった。日常生活で生かせるような知見もあったし、さらに自分の中で損害保険業界ってこんなビジネスモデルだということを理解できた。
【まとめ】損保ジャパンのインターンシップ参加で本選考を有利に進めよう!
損保ジャパンのインターンシップについてご理解頂けましたでしょうか。
損保ジャパンでは毎年夏季と冬季にインターンシップが行われています。参加者は早期選考ルートに乗る可能性もあるため、入社を志望する学生はどちらかのインターンシップに参加することをおすすめします。
まずは書類選考とWEBテスト対策を万全に行い、選考突破を目指しましょう。