「食品メーカーに興味を持っている」「ロッテのインターンシップに参加してみたい」
株式会社ロッテは毎年食品メーカーを志望する就活生の中でも特に人気のある企業です。ロッテの作るチョコレートやアイスクリーム、キャンディなどは国内だけでなく海外にも輸出され高く評価されています。
今回はロッテのインターンシップ内容や選考対策、倍率や早期選考について詳しく解説します。
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ロッテはグローバルな菓子メーカー
「お口の恋人」のキャッチフレーズで広く知られる株式会社ロッテは、キシリトールガムやガーナミルクチョコレート、コアラのマーチなどを製造する食品メーカーです。1948年に設立された歴史ある菓子メーカーと言っても良いでしょう。
海外にも多くの拠点を持ち、現在はアメリカ・タイ・インドネシア・ベトナム・台湾・フィリピン・ポーランドの7ヵ国に進出しています。
そのためグローバルな人材の育成にも力を入れ、語学研修や現地派遣研修が行われています。入社後国内で数年経験を積んだ後、海外で勤務することも可能なグローバル企業です。
ロッテインターンシップ概要
今回の夏季インターンシップでは以下の2コースが開催されます。共に2日間のオンライン開催となります。
- 研究・マーケティングコース
- 営業・マーケティングコース
順番に詳しく見ていきましょう。
2days 研究・マーケティングコース(理系学生対象)
理系学生を対象にオンライン形式で開催される2日間のインターンシップです。ロッテという企業についてや商品の研究開発だけでなく、食品業界全体についても幅広く学べるプログラムとなっています。
前年に続きオンラインでの開催となりますが、ロッテの社風や仕事、働く人々などについて深く知ることができると高評価の体験談もあがっています。今回のインターンシップのコンテンツは以下の予定です。
- 食品業界とは・ロッテとはどのような会社であるか
まず現在の食品業界の特徴やトレンドについて詳しく解説します。それらを踏まえてロッテの経営ビジョンや各部門の仕事内容への理解を深めます。
- 基礎研究と開発研究の違いについて
- ロッテの基礎研究と開発研究の現役社員がそれぞれの仕事内容について説明します。各研究の違いやそれらがロッテのお菓子作りにどのように関わっているのかを学びましょう。
- マーケティング社員が語る「研究~マーケティングの連携とは?」
研究部門を経験したマーケティング担当社員が研究とマーケティングの連携について解説します。これまでのロッテのヒット商品の裏に隠された様々な工夫を知ることができます。
- 「ロッテノベーション」体感ワークショップ
開発研究の一連の仕事を体感します。また食感、香味、パッケージなど五感をフルに使う評価に挑戦する体験型プログラムも用意されています。
- 社員との懇親会
- さまざまな部署のロッテ社員と交流し、質問をする時間が設けられています。ロッテで働く人々の生の声や目標、働く価値観などに触れるチャンスです。お菓子を食べながら和やかな雰囲気の中で行われます。
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スケジュールや応募資格など
【日程】
①2021年9月7日(火)・8日(水)
②2021年9月9日(木)・10日(金)
【募集人数】
- 各日程30名 計60名程度
【応募資格】
- 現在大学・大学院に在籍の学生(理系学部)
- インターンシッププログラムの全日程(2日間)に参加可能であること
- オンラインでの参加が可能なインターネット環境があり、パソコンを持っていること
【選考フロー】
1.エントリー
↓
2.エントリーシート選考
↓
3.WEBグループディスカッション
↓
4.WEB面接
↓
5.インターンシップ参加決定
※今回の夏季インターンシップの募集は終了しています。冬季インターンシップが開催される可能性もありますので新卒採用ページへの登録を済ませておくことをおすすめします。
2days 営業・マーケティングコース(文理不問)
こちらもオンライン形式で開催される2日間のインターンシップで、文理不問で参加が可能です。ロッテで研究開発された商品がお客様の手元へ届くまでを担う営業職について学ぶことができます。
オンライン開催でありながら主体的に参加できるプログラムも用意されています。これまでには参加者が様々な資料を参考にし棚割りを考える営業ワークショップなどがあり、最後に営業社員の丁寧なフィードバックが得られたという体験談もありました。
今回予定されている内容は以下の通りです。
- 食品業界とは・ロッテとはどのような会社であるか
前述の研究・マーケティングコースと同様の内容で、現在の食品業界の特徴やトレンドについて詳しく解説します。それらを踏まえてロッテの経営ビジョンや各部門の仕事内容への理解を深めます。
- 現場営業社員が語る「お菓子売り場の秘密」
営業社員が詳しい仕事内容を紹介します。ロッテの商品がお客様の目に触れるお菓子売り場を通して、営業職のやりがいや苦労することの両方をリアルに知ることができます。
- 営業は売るだけが仕事じゃない!ショッパーマーケティングを学ぼう
- お客様の購買意欲を高める仕掛け作りも営業職の仕事の1つです。ロッテの購買行動に関する研究成果について学びます。
- マーケティング社員が語る「新商品がお客様に届くまで」
営業部門出身のマーケティング担当社員がこれまでのヒット商品の裏に隠された様々な工夫について話します。
- 「ロッテノベーション」体感ワークショップ
「得意先の菓子売上を最大化せよ」という課題の下、少人数のグループディスカッションに参加します。これまでインターンシップで学んだ知識を存分に生かしましょう。
- 社員との懇親会
- こちらも研究・マーケティングコースと同様で、ロッテ社員との懇談会が開催されます。さまざまな部署のロッテ社員と交流し、質問をする時間が設けられています。ロッテで働く人々の生の声や目標、働く価値観などに触れ、今後のキャリアプラン形成に役立てましょう。
-
スケジュールや応募資格など
【日程】
- ①2021年9月14日(火)・15日(水)
②2021年9月16日(木)・17日(金)
【募集人数】
- 各日程30名 計60名程度
【応募資格】
- 現在大学・大学院に在籍中の学生(学部・学科不問)
- インターンシッププログラムの全日程(2日間)に参加可能であること
- オンラインでの参加が可能なインターネット環境があり、パソコンを持っていること
【選考フロー】
1.エントリー
↓
2.エントリーシート選考
↓
3.WEBグループディスカッション
↓
4.WEB面接
↓
5.インターンシップ参加決定
※今回の夏季インターンシップの募集は終了しています。冬季1dayインターンシップ(営業編)も開催される予定となっていますので、新卒採用ページへの登録を済ませておくことをおすすめします。
ロッテインターンシップの選考対策
ロッテインターンシップの選考ではエントリーシート、グループディスカッションや面接が行われ応募者の人となりや熱意がしっかりと見られる傾向にあります。それぞれの選考のポイントについて詳しく解説します。
エントリーシート
ロッテのインターンシップ選考では毎年以下の2つの設問があります。
- あなたにとって働くとは何ですか?(200字)
- インターンシップの志望動機(200字)
これらの設問以外では時々「あなたの強みを教えてください」という自己PRなどが問われるようです。
ロッテは求める人物像として創造力、情熱、ビジョンの3点を挙げています。具体的に
- 自分で考え責任を持って行動する人
- 何事にもチャレンジし最後までやり抜く人
- 将来を見通して何をしなければいけないのかを考え実践できる人
と示しており、ロッテで働くことに対して明確なビジョンを持つことが求められると言えます。志望動機に関しては、他の食品メーカーではなくなぜロッテなのかという志望度の高さをアピールすることが大切です。その際「ロッテのこの商品が好きだから」という理由ではなく、ロッテでの働き方や理念に共感する姿勢を伝えられると採用担当者に響きます。
グループディスカッション
これまで行われたグループディスカッションは学生10名に対し、面接官2人というスタイルでした。所要時間は1時間で選考中の雰囲気は硬いと感じる学生が多かったようです。
参加者は最初に課題テーマと資料に目を通しディスカッションを始めます。面接官は静かに見ているだけというパターンが多いようでフィードバックなどはありません。
課題テーマは「ロッテのある商品を販売中止にするか、売り続けるか」といった事前に企業研究を必要とするものがほとんどです。業界、企業研究を入念に行い、自信を持って発言する姿勢を見せましょう。
面接
面接ではエントリーシートに書いた内容が深掘りされます。エントリーシートの内容を頭に入れ、質問に答えるときに矛盾がないように気をつけましょう。以下はこれまでの面接で質問された事項です。特に強みや研究内容を質問された際には、それらをどのようにロッテでの仕事に生かせると考えているかまでをしっかり述べるように心がけましょう。
- 学生時代に頑張ったことは何ですか?その背景、その時の役職や学んだことを踏まえて教えてください。
- 志望動機を教えてください。
- あなたの1番の強みは何ですか?
- ロッテのどの製品が好きですか?
- あなたの研究内容について教えてください。
インターン選考の倍率・早期選考について
ロッテインターンシップ選考の倍率は公表されていませんが、本選考の倍率と言われる100倍を上回ることが予想されます。
またインターンシップ参加による早期選考は参加者の約3割程に行われたというアンケート結果があります。早期選考ルートに乗った参加者には後日に人事部から連絡が来ることもあったようです。いずれにしてもインターンシップ参加期間内で人事部の目に留まる成果をあげる必要がありますが、ロッテの入社志望度が高い学生は参加した方が良いと言えるでしょう。
インターンシップ参加者の体験談
それでは過去のインターンシップ参加者の体験談をご紹介します。完全オンライン開催のインターンシップであっても充実したプログラムであることが伺えます。
体験談①営業・マーケティングコース
会社・社員の雰囲気や対応はいかがでしたか?
「とにかく学生に親身」この一言に尽きると思います。具体的にどのような場面に置いて私が上記の印象を受けたのかというと、インターン生から社員に対して質問をする場面です。その質問コーナーにて難しい質問が飛び交う中で、質問が苦手な学生が勇気を出して問した内容がすこし分かりづらかったのにも関わらず親身になって答えていた。
この企業のインターンを通して学んだことを教えてください
「営業とマーケティングの基本」 営業、マーケティングを全くわからなかった私は本インターンシップを通じてそれぞれの根幹の知識を身につけることができました。マーケティングの中でも「ショッパーマーケティング」に関するワークは新鮮で勉強になりました。
体験談②研究・マーケティングコース
会社・社員の雰囲気や対応はいかがでしたか?
画面越しではあったが社員の方の温かさや仕事に対する愛を感じることが出来、とても良い印象を抱いた。
座談会に参加された研究員の方も、お話から誠実に研究に取り組んでいる姿勢を感じ、この環境下で自分も仕事に尽力を注ぎたいと感じた。この企業のインターンを通して学んだことを教えてください
グループワークの中でふるまう姿勢を学んだ。積極的に意見を出し皆の意見を聞くだけでなく、「様々な角度の数人の意見をどのように皆が納得する形に持っていくことが出来るか」が重要だと感じた。また、発言の際には堂々とふるまうことが重要だと学んだ。
【まとめ】インターン選考突破の鍵は入念な自己分析と企業研究
ロッテのインターンシップについてご理解頂けましたでしょうか。
ロッテは本選考やインターンシップ選考において「ロッテで働くビジョン」を持っているかを重視しています。エントリーシート、グループディスカッション、面接と3段階に分けて応募者の人となりや熱意を判断するため、入念な自己分析や企業研究が必要です。
また他大手食品メーカーと比較すると大学のランクによる足切りがないと言われているため、万全の準備によって誰にでも選考を突破するチャンスがあるでしょう。