「花王」は私たちの生活になじみのある企業。洗濯洗剤やシャンプー、化粧品など身の周りの多くのものが花王の製品です。
この記事ではまず、花王とはどのような企業なのか、どのような人材を求めているのかについて紹介。その後、花王のインターンシップの内容や選考フローについて解説します。
選考内容や花王が求める人材などを踏まえつつ、インターンシップ選考に合格するポイントも検証していきます。
ぜひこの記事を参考に選考を突破し、有意義なインターンシップを経験してくださいね。
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花王は私たちの生活になじみ深い老舗企業
花王は、非常に長い歴史をもつ老舗メーカーです。
現在行っている事業は以下の5つ。
- ハイジーン&リビングケア
- ヘルス&ビューティケア
- ライフケア
- 化粧品
- ケミカル
花王は、私たちの生活になじみ深い多くの商品を手がけ、さまざまな分野の商品で国内トップレベルのシェアを誇っています。国内にとどまらず、花王の製品は現在100以上の国と地域で販売されるなど、海外進出にも積極的です。
そんな花王のこだわりは「物事の本質」を追求し、研究を通して新たな価値を提供すること。それゆえ研究に多額のお金を投資し、1万7000を超える特許を取得しています。
また花王は、研究・開発において環境への配慮も欠かしません。すでに二酸化炭素の排出量や生産に必要な水を削減する取り組みを行っています。
さらにサステナビリティを実現させるための仕組みを考え、花王が取り組むべき課題や行動についての目標を掲げています。
花王が求める人材5つの特徴
花王は「花王ウェイ」の考え方をベースとした、以下のような人材を求めています。
- チャレンジを続けられる人材
- 高い専門性をもった人材
- 国際感覚豊かな人材
- チームワークを大切にし協働で成果をあげる人材
- 高い倫理観を持った人材
「花王ウェイ」とは、企業文化や企業精神をまとめた企業理念のこと。成長戦略の基盤となるもので、花王が会社を発展させていくうえで大切にしている考え方です。
また社員一人ひとりが仕事の意義を確認できる指針でもあるので、個人の成長につながる理念でもあります。
花王ではこの「花王ウェイ」に共感し、上記のような能力をバランスよくもつ人材を求めているのです。
インターンシップ選考においても、同様の人材を求めているといえるでしょう。
とくに技術系インターンシップを経験すると内定に直結する傾向があります。花王が求める人材を意識して選考に臨むとよいでしょう。
花王は2種類のインターンシップを開催
花王では2種類のインターンシップを開催しています。それぞれについて見ていきましょう。
技術系インターンシップ
技術系インターンシップでは、自分が取り組みたいテーマを選び、そのテーマについての研修を行います。インターンシップ期間には、研究や商品開発の一部を体験。さらに現在活躍している研究員に、企業での研究や商品開発について直接話を聞けます。
インターンシップ中に学問としての研究とビジネスへの応用の違いを肌で感じることは、学生にとって有意義な体験となるでしょう。
インターンシップで学生が接するのは若手の研究員。年齢や経験が近いので、より身近な存在として頼れそうですね。研究の現場や研究員と直に接することで、研究者としての将来をイメージしやすくなるでしょう。
対象者
- 大学院修士課程に在学中の人
- 6年制学士課程(薬学部・医学部・獣医学部)に在学中の人
留学生の応募も歓迎です。
募集人数
各研修テーマごとに若干名
期間
2021年8月23日(月)~8月27日(金)
※すでに受付は終了しています。本選考の準備に備えるようにしてください。
場所
研修テーマによって異なります。
栃木・鹿島・東京・小田原・豊橋・和歌山のいずれかです。
選考方法
- 書類選考
- 面接
応募が定員を超える場合には、書類選考や面接を行います。
システム系インターンシップ
システム系インターンシップでは、企業の活動を支える「情報システム部門」の活動を体験できます。
情報システム部門では、データ分析や情報に関する豊富な知識をもつことが必要です。なぜなら、データや情報を正しく分析できることは、グローバル展開に必須のスキルだからです。
情報システム部門は、積極的な海外進出を行う花王の成長を支える大切な部署といえるでしょう。
システム系インターンシップでは「データ解析」と「ロジック開発」の2種類から自分でテーマを選びます。
社員と共に実践的な課題に取り組み、仕事の進め方などを体験。社員との親睦を深められるので、会社や社員の雰囲気を感じられる有意義な期間になりますよ。
対象者
大学(学士課程)・大学院 修士課程 に在学中の人
募集人数
各研修テーマとも若干名
期間
未定
※2021年度のシステム系インターンはまだ情報がありません。花王のマイページ等をチェックしておきましょう。
場所
花王株式会社 すみだ事業場(東京)
選考方法
- 1次選考:書類選考
- 2次選考:面接
花王のインターンシップ選考の質問例と対策
花王のインターンシップ選考にはエントリーシートによる書類選考と面接があります。それぞれの対策法について解説しましょう。
エントリーシート
エントリーシートの質問例は以下の通りです。
- 志望動機
- 花王について興味を感じていること
- 第1希望の研修テーマを選んだ理由
- 得意な研究分野
- 将来のキャリアについてどのように考えているのかとその理由
- 将来のキャリアに向けて具体的に取り組みたいこと
多くの質問が300字以内で答える形式です。定番の質問が多い一方で、技術系インターンシップの選考では、自分の研究内容について聞かれることもあります。
自分が行ってきた研究について、簡潔にわかりやすく説明できるよう準備しておくことが必要です。
そのうえで自分の研究内容と花王との結びつきをアピールし、今後どのように活かしていけるのかといった熱意ややる気を感じさせるエントリーシートに仕上げましょう。
面接
面接では過去に、以下のような質問をされています。
- 自己紹介
- 学生時代に力を入れたこと
- 自分が行ってきた研究の説明
- 研究の進め方や工夫したこと
- 研究を進めるうえで大変だったこと
花王のインターンシップ選考における面接時間は約30分。希望する部署のリーダーとマンツーマンで行われます。
エントリーシートと同様、面接においても、自分が行ってきた研究について深く質問される傾向があるようです。研究について簡潔に説明できるだけでなく、より具体的に伝えられることが求められます。
また企業で行う研究の理念をしっかりと認識しておくことも大切。自分の経験が花王での研究にどのように結びつくのかも意識して、面接の準備をしておきましょう。
花王のインターンシップの口コミ紹介
ここで花王のインターンシップ参加した人の感想を紹介します。
しっかりと一人の指導担当員もつけて頂き、丁寧に指導してもらえました。さらに、上司の方とも話す時間をとって頂く事ができ商品開発の話などを知ることができました。
引用元:花王
情報システムの仕事の一部を知ることができたのはもちろん、人事ではない社員の方々と話したり、職場を毎日見ることで、社会人になってから自分が生活していく姿が他のインターンシップよりイメージできた気がしたことがとてもよかったです。
引用元:花王
【まとめ】花王のインターンシップに参加して入社後の自分をイメージしよう
優れたモノづくりを目指している花王では、学生時代の研究を重視して人材を選んでいます。そのことは、インターンシップ内容や選考方法などからも明らかでしょう。
学問的な研究と企業における研究では、さまざまな違いがあります。とはいえ、研究に対する熱意や真剣な姿勢は、学生であっても企業であっても共通する部分。
今後も真摯に研究に取り組みたい、グローバルな企業で研究を極めたいという人は、花王のインターンシップへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。