【IT業界の志望動機】5分でわかる!採用担当のツボをおさえる書き方

2020年6月26日

IT企業に魅力を感じているにも関わらず「志望動機が書けない」と悩む就活生は少なくありません。志望動機を書くにはIT業界の知識と、IT業界を志す理由が明確でなければいけません。また、志望動機は業種に関わらず「印象に残る志望動機」と「特に印象に残らない志望動機」があります。この2つの志望動機の違いを理解していなければ、どれだけ知識と情熱があっても良い志望動機は書けません。

この記事では、IT業界の理解を深めながら、志望動機を書くときのポイントを紹介していきます。例文も載せるのでぜひ参考にしてください。

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IT業界はこれからの時代を作る

IT業界は情報技術を生かした産業で日本にとって得意分野として世界から注目されています。ハードウェアやソフトウェア、システムインテグレーション、ネットワーク事業など幅広い分野があります。これからの時代を担うIT業界。同じIT業界でも企業によって強みが違います。IT業界の理解を深めることでより完成度の高い志望動機を書くことができます。「現状の〇〇を生かして今後は△△がしたい」など具体的な志望動機へ繋げることができます。

IT業界の急速な成長とグローバル化

私たちの日常生活にはパソコン、タブレットスマートフォン、家電、ゲームなど数えられないほどのたくさんのIT製品で溢れています。これからの時代はITなしの生活は考えられません。今後さらにITの活用は発展するでしょう。IT業界は技術やサービスが進化するにつれ業態も多様化しています。近年のIT業界はグローバル化が進み海外事業に力を入れる企業も増えています。より優秀な人材が海外から働きにくるケースも増えています。

人材不足が問題に

急速な成長とグローバル化によって変化が激しいIT業界は人材が慢性的に不足しています。今後も少子化により人材不足はIT業界の課題となるでしょう。特にスタートアップやベンチャー企業、中小企業では人材が足りていません。

実はこのIT業界の課題が差別化を計るためのポイントになります。つまり、あなたなりの解決策を用意するのです。例えばインターンを積極的に受け入れる。中途のキャリアチャレンジを促すような研修制度を考えるなど、人材不足を解決するためにどうすれば良いのかを考えてみましょう。間違いなく採用担当の印象に残るでしょう。

IoTで実現したい社会を考える

IoTという言葉を最近良く耳にしませんか?

IoTとは「Internet of Things」の略です。モノとインターネットが接続することで、情報交換することにより相互に制御できる仕組みのことです。さまざまなモノがインターネットに接続されることで利便性の向上が期待できます。

自動車業界でもIoT活用に向けた取り組みは盛んに行なわれています。AIによる自動運転化、輸送配送の無人化なども実用段階へ入ってきています。PCなど限られたデバイスのみでインターネットと繋がっていた時代は終わりを迎え、今後はあらゆるモノがインターネットを通して人工知能を結ぶ時代がそこまで来ています。

そのときに「あなたがどんな世界を実現したいか」そのために「何をするのか」を準備しとくと良いでしょう。

IT業界の志望動機の書くための3つのポイント

ここでIT業界の志望動機を書くときのポイントを3つ紹介します。志望動機は入社への熱い想いです。どれだけ志望する企業に入社したいのかを採用担当は重視します。これはIT業界に限らず、志望動機には書き方がある程度固まっています。では、確認していきましょう。

ポイント1 なぜIT業界を志望したのか

なぜIT業界を選んだのかを明記することは必須です。その際に熱意を感じられないような「なんとなく」や「ネットが好きだから」などの理由ではNGです。IT業界を理解した上で「〇〇に携わって、△△のような社会をつくりたい」など具体的に志望理由を固めましょう。

「なぜIT業界を選んだのか」「なぜ」を何度も自分に問いましょう。「なぜそう考えたのか」「なぜ他の業界じゃだめなのか」ここを繰り返すことでより具体的でしっかりと軸の通った答えが出てくるでしょう。

ポイント2 数ある企業の中でなぜ該当企業なのか

IT業界への理由が固まったら、次は企業別の志望動機を考えましょう。ここでも「なぜ」が具体的で論理的な答えを導いてくれます。「なぜその企業なのか」「なぜ他の企業ではないのか」「なぜそう考えるのか」を何度も自分に問いましょう。

そのためには、しっかりと企業研究を行なわなくてはいけません。その企業のためだけのしっかりと作り込んだ志望動機を作成することで、あなたの熱意が採用担当へ伝わるでしょう。

ポイント3 入社してから具体的にあなたは何ができるか

志望動機の中に入社後に何ができるかを書くこともポイントです。あなたの強みを生かして、志望する企業にどのように活かせるかを具体的に書きましょう。

自分の強みを理解していること、志望する企業の事業内容をしっかり理解していることが必要です。志望する企業に入社後、あなたは何ができるかを明確に伝える内容の志望動機であれば完成度の高い志望動機と言えるでしょう。

IT業界で使える志望動機の例文

志望動機のポイントを確認した上で、志望動機を考えていきましょう。志望動機は考えた後も何度も見直し、改善することが必要です。さまざまな例文に触れて自分の志望動機を磨き上げていきましょう。

IT業界で使える志望動機の例①

御社はWebを中心に新規事業開発に力を入れていて、今後のIT業界で主流になると考えています。とくに〇〇という新規サービスを展開することで、高齢者の方々の生活はより豊かになります。この画期的サービスによって、車がなくても家に居ながら買い物や病院の診察を受けることが可能になるからです。
この新規事業開発は、これから高齢化を迎える私たちの社会に無くてはならないサービスになると確信しています。ぜひ御社の新規事業開発部でサービス開発に携わり、多くの人々の生活をより便利に、豊かにしていきたいです。

企業研究をきちんと行なうことで、企業の新規事業開発の内容の把握ができています。また、実際に新規事業開発でどのようなサービスが可能でどういった社会にしていきたいかなど具体的な社会づくりにも触れています。IT業界の可能性と入社後の企業への貢献度も伝わります。

IT業界で使える志望動機の例②

私はITの技術とサービスを使って、地方と都心の格差を埋めたいと考えています。私は、地方出身者です。地方と都会では企業の数が違うので、給与や雇用条件に関して差が出ます。仕方がないことだと思っていましたが、ITの技術を活かすことで今後の日本は地域と都心の格差はなくすことができると気づきました。
リモートワークでも、業務が通常と同じように遂行できるシステムを作ることで、都心企業の人材不足や地方へ若い世代の移住者が増えるのではないでしょうか。カスタマイズ次第で無駄のない業務の効率化と人材不足の解消も可能になるはずです。

地方と都市部の格差に気づいた自信の原体験をもとに、ITを活用してどういった解決ができるかが示されています。また、IT業界の問題である人材不足についても触れ、解決方法が書かれています。IT業界を志望する理由が明確で、多くの人が共感できるような内容となっているでしょう。

 

IT業界でNGな志望動機の例文

例文を参考に志望動機を書き上げることができたならば、今度はNG例文を参考にして、改善できる部分がないか見つけましょう。

NG部分があれば、志望動機の魅力が半減することも。NG例文と自信の志望動機を比べてさらにブラッシュアップしましょう。

IT業界の志望動機でNGな例文①

私の強みはコミュニケーション能力が高く、相手が望むサービス内容を細かく分析し引き出すことができます。その強みを発揮することができた場が、学生時代にボランティア活動でした。学童保育で子どもたちの世話をするボランティアでした。そこでは話し相手や遊び相手になるのではなく、子どもたちが本当にしてほしいことは何かを引き出そうとしました。そこで、子どもたちが自然に成長できるプログラムを導入し楽しく遊びながら学べることに成功しました。私はボランティア活動で培った傾聴力と実践力を活かして、顧客の要望をシステム開発へ繋げたいと考えています。

こちらは、志望動機というよりは自己PR文です。自信の強みをアピールしていることはできていますが、志望理由が弱くなっています。ITでならなくてはならない理由やその企業でなくてはならない理由も書かれていません。

IT業界の志望動機でNGな例文②

私は中学生のときからゲームアプリに夢中になりました。おもしろいゲームをプレイする側から、制作する側になりたいと考え御社へ入社を志望しました。世の中におもしろいと熱狂するようなゲームアプリを作りたいと思っています。

私はアプリ開発に関して未経験ですが、御社は未経験者でも手厚い教育研修が整っているので志望しました。御社の教育研修でしっかり勉強してプログラマーとして成長したいです。

この文は、ゲームアプリを制作している企業ならどこでも出せる志望動機になっています。また、教育制度で企業を選択していることから、受け身の姿勢がわかります。自分でスキルを磨く姿勢、プログラミングに関わっていきたいという意思が伝わりません。

IT業界の選考に突破するには志望動機が勝負

志望動機は書類選考でも面接でも必要です。志望動機の良し悪しが就活全てに関わってきます。しっかりと考え、何度も自問自答して修正しましょう。IT業界の魅力を見つけだし、志望する企業の面白さを感じたらすぐに言語化してみましょう。

自己分析、業界研究、企業研究をしっかり行なってオリジナルな志望動機を完成させましょう。

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