みなさんは、「録画面接」をご存知ですか?
録画面接は、就活生が録画した動画を企業に送り、その動画を見て合否を判断する新しい面接形式です。通常の対面式で慣れている人には、馴染みのない録画面接ですが、実はメリットがたくさんあるのです。このメリットの多さから近年、録画面接を取り入れる企業が増えてきています。そのため、いつでも録画面接に対応できるようにしっかり対策をしなければなりません。
でも録画面接ってどうやるの?服装は?どんなことを聞かれるの?とわからないことがたくさんありますよね。
そこで今回は、録画面接の服装や、やり方について解説していきたいと思います。録画面接の前に準備する物や注意点なども合わせて紹介していきます。選考を始める前に、ぜひ目を通してくださいね。さっそく見ていきましょう!
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録画面接が導入されたワケとは?
近年、録画面接が急増していますが、なぜでしょうか?取り入れるには、もちろんメリットがあるからです。まずは、録画面接のメリットを理解しておきましょう。
企業はコストを削減できる
企業が新卒を採用する場合、1人あたり50万円かかるといわれています。説明会や面接会場の確保、スケジュールの調整など、創造よりもはるかにお金や時間がかかっています。そこに録画面接を取り入れることで、大幅に時間をカットでき、コストを削減することができるのです。
より優秀な人材に効率よく出会える
録画面接の特徴として、就活生が好きな時間に行える点が挙げられます。これは、他の企業と日程が被ることなく、より多くの就活生からの応募が可能となります。そのため、企業は今までよりも効率よく、優秀な人材に出会える機会を増やすことができるのです。
就活生にも嬉しい3つのメリット
録画面接は企業だけでなく、就活生にも大きなメリットがあります。
- 移動時間や交通費などのコストを削減できる
- 好きな時間、好きな場所で行えるため、スケジュールの調整がしやすい
- 自宅の自室で録画面接ができるため、通常の面接よりもリラックスして行える
録画面接の基本の服装
ここからは、録画面接の際の服装について解説していきます。
黒・紺・濃いグレーの無地のスーツ
基本的には通常の面接と変わりません。ですが、気にしなければならないのは、画面に明るく映るかどうかです。部屋の照明や背景によっては、黒いリクルートスーツだと全体的に暗い印象になってしまいます。自分のスマホで撮影したときに、どう映るか確認をしてから本番に臨むと良いでしょう。また、柄物のスーツではなく、無地のスーツを着用するのが無難です。
無地の光沢のない白いシャツ
こちらも通常の面接と同じく、シャツの色は白です。また、光沢のあるものは就活にはふさわしくないので避けるようにしましょう。第一ボタンまでしっかり閉めて、襟が曲がっていないか予めチェックもしておきましょう。女性でブラウスを着る場合は、胸元が開きすぎないように注意が必要です。
パンツやスカートは履かなくてもいい!?
録画面接で映るのは上半身のみなので、下に何を履こうと採用担当者には見えません。ですが、自分の人生をかけた就活です。上下きっちりスーツを着用して通常の面接と同じ心構えで臨みましょう。
《男女別》録画面接の服装の注意点
基本の服装についてわかったところで、次は男女別の注意点を見ていきたいと思います。
《男性》ネクタイ・髪型・メイクもあり!?
ネクタイは通常の面接と同じ
ネクタイは通常の面接と同じく、青系でストライプの柄が無難です。白・グレー・黒は冠婚葬祭で使用する色なので面接にはふさわしくありません。青色には、誠実で真面目なイメージな人を連想させる効果があります。そのため、録画面接だけでなく、その後の面接にもおすすめです。
髪型はなるべく短くスッキリと
髪の毛の長さは、短い方が清楚でスッキリとした印象を与えます。髪の色も地毛に近い色が理想です。長髪・奇抜な色・寝癖・おしゃれなヘアセットなどはNGです。社会人の第一歩として相手に良い印象を与えらえる髪型にしましょう。
メイクで顔色がぱっと明るく見える
男性でメイクをしている人は少ないかもしれませんが、メイクといっても女性がするようなメイクではありません。例えば、目に下にクマがあると画面でみたときに影ができて、疲れたような暗い印象になってしまいます。そのようなことを防ぐために、コンシーラーやファンデーションで目の下のクマをカバーするのです。顔色がぱっと明るくなり、フレッシュな印象を与えます。
《女性》髪型・メイクのポイント
結べる場合は後ろで結ぶ
女性で髪の毛が結べる長さの人は、後ろで一つに結びます。ショートヘアの人は耳にかけてスッキリ見せましょう。前髪は男性と同じく、眉や目にかからないように横に流しておきましょう。ハーフアップにする場合は、髪の毛が襟にかからないように全て後ろに流すのがポイントです。
メイクはナチュラルに、まつ毛に注意!
メイクも通常の面接と同じく、基本はナチュラルメイクです。顔が明るく見えるように、コンシーラーでクマをカバーしたり、ハイライトをサッと加えると効果的です。
- アイシャドー:薄いブラウン、ベージュ
- チーク:血色が良く見える程度に。ベージュ系がおすすめ
- リップ:血色が良く見える程度に。赤やブラウンなど濃い色はNG
注意したいのが、まつ毛エクステです。まつ毛エクステのボリュームが多い人は、カメラに映った時に目の下に影ができてしまいます。なので、録画面接の際はオフすることをおすすめします。また、マスカラを塗りすぎると同じようなことが起こる恐れがあるので注意しましょう。つけまつ毛は基本的にNGです。
録画面接をする際のポイント
自宅の静かな場所で行う
好きな場所で、好きな時間に行えるのが録画面接のメリットですが、「静かな場所」であることが大前提です。例えば、カフェなど周りに人がいる場所は、雑音が入ってしまいます。そのため、自宅の自室で行うのがベストです。家族がいる場合は、録画面接があることを伝えてその時間だけ静かにしてもらいましょう。電話、インターホン、ペットなど家の中でも意外と雑音は多くあるので、気を付けましょう。
背景に何も映らないように撮影場所を考える
自宅で行うと洋服やポスター、家具、インテリアなど就活に関係ないものが映ってしまいます。録画面接を行う前に、背景に何も映らない場所を選んでおきましょう。理想は白い壁紙や無地のカーテンです。白に近い色の方が明るい印象になります。
スマホ用の三脚を用意
スマホをテーブルに置いたり、手で持ったまま撮影するのはNGです。カメラは目の高さに合わせてしっかり固定して撮影しましょう。最近では、100均などで手軽にスマホ用の三脚が手に入ります。録画面接の前に、用意しておきましょう。
始まりと終わりはしっかり挨拶する
録画面接をどう始めたら良いか戸惑ってしまう人が多いかもしれませんが、通常の面接と同じく挨拶から始めましょう。
始まり「大学名、氏名、本日はよろしくお願い致します」
終わり「ご覧いただき、ありがとうございました」
いきなり自己PRから始めるのではなく、目の前に面接官がいると想定して撮影しましょう。
録画面接は繰り返し練習しよう!
録画面接は慣れていない分、十分過ぎるほど練習を重ねることが大切です。録画面接でよく出される質問は以下の通りです。
- 1分で自己PRしてください
- 志望動機
- 学生時代に頑張ったこと
この3つの質問の対策と、先ほど解説した服装などの注意点を合わせて、何度も練習しましょう。録画面接は練習すればするほど上手になるのが特徴です。自撮りをして改善点などを分析、また自撮りをして分析と繰り返すことが大切です。
まとめ~録画面接は慣れることが大切~
今回は録画面接の服装や注意点などをご紹介しました。
録画面接は一次選考で取り入れている企業が多く、ここを突破しなければ、企業に直接アピールすることもできません。録画面接を甘く見たり、過剰に心配する必要はなく、今からできる対策をしっかり行いましょう。
録画面接は就活生にとってもメリットが多く、多くの企業にアプローチできるチャンスです。チャンスを上手く活用して、第一志望の企業に入社できるように頑張りましょう。